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An image 塩コラム An image 「塩味」岡田 正紀

「塩の雑学コラム・塩(緑)は、異なもの味な物もの」

「塩と相撲」(Ⅱ)

7月のコラムは『「塩と相撲」(Ⅱ)』です。「塩と相撲」(Ⅱ)をお届けします。なかなか塩と相撲は奥の深い話です。

相撲で塩を撒くようになったのは、いつ頃かは不明ですが単なる浄めではなく、塩の呪力を信じていたからだといわれています。

伊予(愛媛県)の大三島大山衹(おおやまつみ)神社の御田植祭には“一人相撲”があり、目に見えない精霊を相手に一人で相撲をとる祭儀があります。

石川県の羽咋(はくい)市の羽咋神社では“塩なし相撲”があり「四本柱なし、水なし、塩なし、待ったなし」の相撲で、夜遅くまで行われ争うというのではなく、仏教でいう供養のようなものだそうです。

「相撲」という言葉は、負けまいと争うという意味の「すまう」からきたとされており、

塩の呪力や呪術によって相手に打ち勝つことであり、相手を退散させることで“水をつける”ことも同じ意味だったようです。 「相撲」には、いまも昔からの伝統を守って引き継がれた文化なのですね。