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An image 塩コラム An image 「塩味」岡田 正紀

「塩の雑学コラム・塩(緑)は、異なもの味な物もの」

塩と酒と肴(さかな)

10月のコラムは「塩と酒と肴(さかな)」です。

酒飲みの肴といえば、塩辛いものが相場ですが肴がなくても“塩”をなめながらでいいのも酒飲みです。

樽酒から枡に汲み上げ、枡の角に塩を少し盛り、「他に何もいらないよ」と言わんばかりに、木の香と塩を供に喉を鳴して飲む仕草は粋なものです。それにしても酒飲みの肴には、「塩辛」「塩雲丹」「酒盛」「海鼠腸」「うるか」と塩漬けの肴が並びます。

塩味は、酒を美味しくする・・・・が本音ですが、実は酒にはアルコール、糖、アミノ酸などが含まれ飲みすぎると血液の酸化を招きます。塩辛いものを食べることで、食塩が体内に取り入れられた際、塩化ナトリウム(塩の化合物)に含まれる強塩基(きょうえんき)によって酸を中和させる役割があると言われています。

塩分を上手に摂ることで酒の旨味を引き出し、健康を保つことを経験から体に染み込ませた“酒飲みの知恵”ですね。