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An image 塩コラム An image 「塩味」岡田 正紀

「塩の雑学コラム・塩(緑)は、異なもの味な物もの」

“塩”が残した太古のロマン

2013年最初のコラムは「“塩”が残した太古のロマン」です。

海に囲まれた日本では、塩は海の塩が主ですが山国、甲府に不思議な“塩の伝説”があります。

昔、甲府に大きな「塩水湖」があって神々が相談し周囲の山を蹴やぶり、湖水を今の富士川へ流し落したため盆地になったそうです。そのため、塩の付く地名が多く塩山市を始め塩部、塩沢、大塩、草塩、塩之上、大磯、小磯、差出の磯などの地名が残っているのはそのためだといわれています。

また、信州も5万年前は海だったといわれ、塩や海の字が多いのもその名残りでしょうか。上田市の近くには、塩田平や塩川神社、塩田城跡や塩吹池、塩沼があります。

山国、長野も塩尻、塩川、中大塩、片塩、塩川、塩嶺、塩生、塩名田、赤塩などの地名に加え、小海や海の口、本海野、古海、海瀬、海尻など海の字の地名もあり、海底から盛り上がった地が今の長野や甲府盆地なのでしょうか?“塩のロマン”を感じますね。