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An image塩のまめ知識

海はどうしてしょっぱいの?

 

なんで海はしょっぱいのでしょう?それは、海には塩が含まれているからです。では、なんで海に塩が含まれているのでしょうか?

それは、海の水には塩が溶けているからです。

海の水に溶けている塩は、もともと陸地の岩や土、石の中にあったもので、実は地球の成り立ちに関係があります。 40億年程前にできた当時の地球は、とても熱く水は水蒸気の状態でした。つまり、海はなく、水は全て空気の中にありました。

その空気には、水蒸気(H2O)や二酸化炭素(CO2)、酸素(O2)や窒素(N2)などの他に、今の空気にはない塩化水素(HCl)等も含んでいました。この塩化水素は、水に溶けると強い酸として有名な塩酸になります。 時が経つにつれ、地球はだんだん冷えていきました。そして、空気の温度が100℃よりも低くなると、水蒸気は水になります。このとき、水は空気中の塩化水素を溶かして塩酸の雨、酸性雨になって地上に降りました。 この塩酸の雨が、地上で川となり、岩石や土の中の塩酸に溶けやすいものを溶かして、低いところに集まり、海になりました。このとき、特に溶けやすい岩石に含まれているナトリウム(Na)やマグネシウムなどを大量に溶かしました。

海に塩が蓄積していくイメージ塩酸(HCI)にナトリウム(Na)が溶けると中和されて塩(NaCl)になります。この塩がどんどん海に流れ込んでいきました。海にたまった水は、また蒸発して空気中の塩化水素(HCl)を溶かして雨になり、岩を溶かして海に流れ、蒸発しない塩は海に取り残されて、海の塩はだんだん濃くなっていきます。この様な流れを長い年月をくり返し、今のしょっぱい海が完成したといわれています。