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塩と体、健康と塩

人間の汗は舐めると、しょっぱい味がします。なぜかというと、私たちの体を作っている水分の中に含まれる塩が、汗と一緒に体外へ排出されているからなのです。体の中で塩がどのような働きをしているのかを解説します。

日本の塩の歴史

塩と体、健康と塩

人間の体の水分に溶け込んだ塩

 
人間の体は約60兆の細胞と水分で出来ています。体重の約三分の二は水分で占められており、この水分は細胞内や組織間隙、血液やリンパ液などに分布しています。水分(総称として体液と呼びます)は細胞の外と中の両方にあり、それぞれ機能が異なっています。細胞の外の体液(細胞外液)には、血球や栄養成分を体内に運んだり、浸透圧を一定に保つ働きがあり、塩が溶け込んでいます。
細胞外液に溶け込んだ塩は、「ナトリウムイオン」と「塩素イオン」に分かれて、機能しています。  
 
 

塩は体の中で何をしてる?

 
私たちの筋肉や骨、内臓などは細胞が集まって出来ています。
細胞が正常な働きをしているのは、細胞の中にある体液と細胞の外にある体液の液体濃度が一定を保っているからです。
細胞の中と外で液体濃度が違ってしまうと、細胞が縮みすぎたり、膨らみすぎたりして壊れてしまう可能性があるからです。
なので、体は細胞外液に溶け込んだ塩のイオン濃度を調節する事で、細胞を守っているのです。
また、塩は胃や腸などの消化液の成分でもあります。
胃酸の主な成分である「塩素イオン」は消化を活発にしたり殺菌作用があり、「ナトリウムイオン」は小腸で栄養の吸収を助ける働きをしています。
それ以外にも、筋肉を収縮させる働きを助けたり、脳に刺激を伝達する役割もあります。  
 
 

刺激を伝える塩

 
私たちがかき氷を食べたときに冷たさを感じたり、スープを飲んだときに熱さを感じるのも体内の塩のおかげです。
私たちが刺激を受けた時、神経は脳にその情報を電気信号として伝えます。その電気信号が伝わる際に「ナトリウムイオン」が働いているのです。

このように塩は、人間の体の中で実に様々な働きを担っています。
人間と塩が切っても切れない関係にある事がよくわかりますね。  
 
 

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減塩注意?!塩分と体の関係

減塩注意?!塩分と体の関係

“過度の塩分不足”も、私たちの健康を脅かすものである事を理解

近年、減塩思考がとても高まっています。
塩分の摂り過ぎによる、体調不良や生活習慣病の発症に気をつける上で確かに減塩は大切な事かもしれません。
ですが、それが行き過ぎてしまう事でおこる“過度の塩分不足”も、私たちの健康を脅かすものである事を理解しなくてはいけません。  
 

塩分が不足するとどうなるの?

では、塩分が不足してしまった場合、私たちはどうなってしまうのでしょう?
体内の塩は、汗や尿と一緒に体外に排出されます。ですから、体内は塩分不足の状態に陥るのです。
塩分が不足しすぎると、体液の浸透圧のつりあいがくずれ、病気や最悪の場合死に至る事があります。
また病気とまではいかなくとも、様々な不調が発生します。

疲れやすい
食欲がない
無気力
朝起きられない
肌の調子が悪い
立ちくらみがする

はじめに書いてある通り、体内に取り入れた塩分は血液にまざり、栄養を運んだり新陳代謝を促します。
塩分が不足するという事はこれらの活動が衰える原因となるのです。
新陳代謝が衰える事で、風邪を引きやすくなったり、冷え性になったりなど日常生活に支障をきたす症状が現れるのです。  
 

生理食塩液の点滴

風邪で高熱が出たり、下痢など、物を食べる事ができない人が病院を受診すると生理食塩液の点滴を打ってくれる事があります。
これは失われた水分の補給などの役割があります。それほど、体内の塩分が果たす役割が大切だという事です。
生理食塩液は体液の濃度とほぼ同じに作られています。
刺激が少ないので、点滴の他にも皮膚や傷口の洗浄などにも使われます。

どれくらいの塩分が必要なの?

人は、1日に約10グラムの塩が必要となります。
これは通常の食事で十分まかなえます。
無茶なダイエットや減塩療法、運動によって激しく発汗したのに塩分を補給しないなど、体内の塩分が急激に失わせるのはとても危険な事なのです。
毎日毎日食事の変わりに甘いものばかり食べていたら、体がだる~くなってきた・・・。
これも体内の塩分が足りていない証拠です。すぐに塩分を補給してあげましょう。  

どれくらいの塩分が必要なの?